アサヒトラベル、研修旅行専門会社を買収、教育旅行強化
海外への視察旅行や研修・教育旅行などを取り扱う第1種旅行業のアサヒトラベルインターナショナルは昨年12月1日付で、エムオーツーリスト子会社のアイネッツ国際教育の全株式を取得して子会社化した。アイネッツ国際教育は学生向けの研修旅行などを取り扱う第1種旅行業者で、今後は両社の旅行商品やノウハウ、ネットワークを合わせて海外教育旅行事業を強化する。
アイネッツ国際教育の社長はアサヒトラベルインターナショナル代表取締役社長の田中國智氏が兼務。このほど東京本社と大阪営業所を、それぞれアサヒトラベルインターナショナルの東京本社と大阪支店に移転し、1月5日から業務を開始した。
アサヒトラベルインターナショナルは1964年に創業。小学生から大人まで幅広い世代に教育旅行を提供しているほか、17年6月には「アサヒ国際文化交流協会」を立ちあげ、学生などを対象に国際交流プログラムを実施している。資本金は8000万円で、年間売上高は約20億円。社員数は約40名。
アイネッツ国際教育は、1976年に大同生命保険やAIGなどの出資により、教育旅行の企画・運営のために設立。エムオーツーリストと協力し、高校や大学などを対象に海外教育研修旅行を販売していた。資本金は3000万円で、年間売上高は約5億円。