香川第3種のツアーネットが破産申請へ、負債4250万円
東京商工リサーチ(TSR)によれば、香川県三豊市に本社を置く第3種旅行業者のツアーネットは12月19日に店舗を閉鎖し、事後処理を弁護士に一任する旨を記した張り紙を掲示して破産申請の準備に入った。負債総額は債権者約25名に対して4250万円程度となる見込み。
同社は1995年12月にツアーネット香川として設立し、2004年4月に現社名に変更。瀬戸内海クルーズや四国88ヶ所巡りなどの自社企画ツアーを中心に、大手旅行会社などのツアーも販売していたが、近年は地元の人口減などから業績が低迷し、16年12月期の売上高は1000万円程度にまで低下した。その後も受注状況が一層厳しくなったことから、今回の措置をとったという。