グアム、需要回復へメガファム、「#instaGuam」で誘客へ

  • 2017年12月20日

直行便就航50年、日本市場に感謝
18年はJALの増便やAKB48起用

市場回復へ、旅行会社とサプライヤーがタッグ、舘ひろしさん応援も

トレードショー&ワークショップには224名が参加

 今回のツアーは3泊4日の日程で、2日目にはトレードショーとワークショップを盛大に開催。航空会社やホテル、アクティビティ、レストランなど現地サプライヤー57社とマラソンや#instaGuamなど15のイベントのブースが出展され、日本からの参加者と商談を繰り広げた。

 このトレードショー&ワークショップの冒頭、JGTAの村田氏が挨拶に立ち「現在、日本人来島者数が減り苦戦しているが、1月から3月は良い季節になるのでぜひ送客してほしい。グアムは安全・安心で今もなにも変わっていない。このファム・ツアーで体験したことをお客様に伝えてほしい」と参加した旅行会社に呼びかけた。

日本グアム旅行業協会(JGTG)会長の村田氏

 また、本誌の取材に対し村田氏は「JLが増便するのは3月からなので、本格的な回復も3月以降になるのでは」と予測し、「逆に3月までどのようにして観光客を増やしていくかが課題」と語った。

 このほか、参加している旅行会社のスタッフからは「50周年記念ツアーの販売直後に反応があり、FITには売れ行き好調」との声が上がったほか、別の大手旅行会社ではチャーター便を利用してグアムツアーを販売しているといい、「価格訴求ができれば安価なツアーを求める学生などに売れる」との考えも聞かれた。

 一方、DLやUAの運休、減便によって減少する座席数については、GVBはチャーター便をサポートするプランと定期便誘致のためのプランを用意。JLの増便もこれが奏功したものといい、チャーター便も2016年の1月から12月の前年比約2倍で推移するなど成果が上がっているという。

舘氏は過去にグアムでテレビドラマの撮影をした時のエピソードも披露

 なお、今回のメガ・ファム・ツアーには、俳優の舘ひろしさんも応援に駆けつけた。舘さんは2008年からグアムの観光親善大使となり、自身も10年以上にわたってグアムに来島しているといい、「大人の週末を過ごす場所としてグアムを盛り上げたい」と今後もグアムの観光大使として応援していくことを約束した。


取材協力:グアム政府観光局
取材:本誌 大宗憲知