フジドリーム、来春に出雲2路線を開設-初の仙台就航
フジドリームエアラインズ(JH)は12月11日、2018年夏ダイヤ(3月25日~10月27日)において、出雲/仙台、静岡線を1日1便で開設すると発表した。同社が仙台線を開設するのは始めてで、これから必要な手続きを開始するという。運航機材はともに76席のエンブラエル170型機または84席の同175型機。搭乗率はそれぞれ「採算ベースに乗る」という65%をめざす。
JHは現在、東北路線として名古屋小牧/青森、岩手花巻、山形線の3路線を運航しているが、未就航の仙台にも路線を開設してさらなるネットワーク拡大をはかる考え。ただし、全日空(NH)やアイベックスエアラインズ(FW)が仙台/中部線を運航していることを受けて、名古屋小牧/仙台線は開設せず、他社が運航していない路線として仙台/出雲線を選んだという。
同社は出雲については、すでに名古屋小牧/出雲線を運航しており搭乗率は約70%と好調に推移。近辺には出雲大社、松江城、石見銀山、玉造温泉などさまざまな観光地があり、女性を中心に人気を博しているという。JH広報担当は「これまで仙台から出雲に行く場合は羽田を経由していたが、直行便化することで新たな需要が生まれるのでは」と期待を示した。静岡/出雲線についても、出雲の需要の高さから就航を決定したという。