観光による地方創生を 前橋で全国商工会議所観光振興大会
日本商工会議所は11月9―11日、群馬県前橋市をメーン会場に「全国商工会議所観光振興大会2017in前橋」を開いた。全国234の商工会議所・連合会から、過去最多の約1800人が参加し、観光による地方創生を考えた。
同大会は今回で14回目で、テーマは「見つけよう観光、磨こう観光―地域から新しい風を吹かせ」。全体会議や分科会、パネルディスカッション、エクスカーションを通して各地の観光振興への取り組みなどを学んだ。
10日に開いた全体会議は、東洋文化研究家のアレックス・カーさんが、自身が徳島県東祖谷で取り組む古民家と周囲の風土を生かした地域活性化について基調講演。三重県鳥羽市の民間主導のインバウンド誘致への取り組みについての事例紹介もあった。
続いて、群馬県出身の4人のパネリストによる広域観光についてのパネルディスカッション、今年度の「全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞」に選ばれた長野県・上田商工会議所の表彰を実施。
ニューツーリズムによる商品開発や新時代の観光産業の推進、安全・安心な観光基盤の整備など観光のイノベーションによる地方創生を目指す「前橋アピール」を採択して閉会した。
第15回大会は18年11月5―7日、福島県会津若松市などで開く予定。
情報提供:トラベルニュース社