主要50社、17年度上期の国内旅行は1.3%増-訪日は9.4%増
▽9月の国内は台風などで1.3%減、訪日は14.8%増
9月単月の国内旅行の取扱額は1.3%減の2925億2140万円となった。観光庁によれば、関西方面がやや好調だったが、3連休に台風18号が上陸した影響などで前年を下回った。募集型企画旅行については、取扱額が4.8%減の868億8873万円、取扱人数は4.6%減の302万7689人、単価は0.2%減の2万8698円だった。
取扱額が最も大きかったのはJTB25社で、1.1%減の852億8605万円。2位は楽天で6.7%増の463億1465万円、3位はKNT-CTホールディングス8社で9.3%減の267億4345万円だった。
前年からの伸び率は、郵船トラベルが71.9%増の2億9555万円と最も伸長。以下は菱和ダイヤモンド航空サービスが44.3%増の1094万円、日立トラベルビューローが32.0%増の10億4221万円と続いた。国内旅行を取り扱う48社のうち、20社が前年を上回った。
外国人旅行の取扱額の合計は14.8%増の174億2119万円で、韓国や中国などに加えて、欧州や豪州も好調だったという。このうち募集型企画旅行は、取扱額が0.4%増の5億4991万円、取扱人数が7.6%増の3万6692人で、単価は6.7%減の1万4987円となった。
取扱額が最も大きかったのはJTB25社で1.4%増の69億5983万円。2位は日本旅行で4.8%増の34億5031万円、3位はHIS5社で55.5%増の24億940万円だった。
前年からの伸び率の1位は名鉄観光バスで、約7倍の350万円。2位はメルコトラベルで約6.5倍の1188万円、3位は京王観光で約3.8倍の4501万円だった。取扱高が1億円以上の企業の1位はHISで、以下はKNT-CTホールディングスが46.2%増の19億789万円、東武トップツアーズが39.1%増の5億1861万円と続いた。取扱のある36社中30社が増加した。
なお、海外旅行の取扱額の合計は4.3%増の1900億4929万円、総計は1.3%増の4999億9189万円だった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。
▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
2017年度上期累計
2017年度上期累計(詳細データ)
9月単月