日本での国際会議、16年は過去最高の3121件-JNTO調査
日本政府観光局(JNTO)によると、2016年に日本で開催された国際会議の件数は前年比9.6%増の3121件で、最高記録を更新した。国際的な機関や団体、国家機関、民間企業を除く国内団体が主催する会議のうち、参加者の総数が50名以上で、日本を含む3ヶ国以上が参加し、開催期間が1日以上のものを対象に集計した。
開催件数を都市別で見ると、1位は東京23区で3.1%増の574件。2位は福岡市で5.5%増の383件、3位は京都市で27.5%増の278件、4位は神戸市で130.1%増の260件、5位は名古屋市で14.0%増の203件となった。JNTOはこの結果について「『グローバルMICE都市』として誘致の取り組みを強化している神戸市や京都市などで、開催件数が大きく増加した」とコメントしている。
総参加者数は5.3%増の186万1012人で、内訳は国内からの参加者が3.5%増の164万6901人、外国人が22.3%増の21万4111人。外国人参加者は初めて20万人を突破した。6月に福岡市で開催された「第99回ライオンズクラブ国際大会」には、約1万2000人の外国人が参加者したという。