小田急電鉄、パリにも事務所、訪日客を沿線に-来年2月
小田急電鉄は2月1日、パリのオペラ通りに駐在員事務所を開設する。バンコクに続く2つ目の海外拠点で、フランスを中心に訪日欧州人旅行者の箱根や鎌倉などへの誘致を強化する。現地の旅行会社やマスコミ、旅行者への情報提供に努めるとともに、周辺国での情報収集などもおこなう。
同社はフランス人について「欧州のなかでもとりわけ親日家が多く、食やアニメなど日本文化が浸透している」と説明。2016年の訪日フランス人旅行者数は過去最高となる前年比18.3%増の25万3000人を記録しているが、同社の外国人向け観光案内所「小田急外国人旅行センター」への訪問者数も39.2%増と大幅に増加したという。
同社は15年以降、「箱根フリーパス」などのフランス語版を制作。今年11月には在日フランス人を対象に、箱根への日帰りのモニターツアーも実施する予定。