Hotels.com、「プレ金救済」キャンペーン開始、クーポン贈呈
Hotels.comは10月24日、新たなキャンペーン「SAVE THE PREMIUM FRIDAY」を開始した。今年2月に、経済産業省と日本旅行業協会(JATA)など15団体が月末の金曜日の15時終業を促進する「プレミアムフライデー」を開始してから約8ヶ月が経過したものの、未だに導入率が低いレベルにとどまっていることを受けたもので、同社によれば「存続の危機を迎えているプレミアムフライデーの救済を日本人に問う」ことが目的。
キャンペーン用に開設したウェブサイトでは、存続の危機にあるプレミアムフライデーを「救う」か「救わない」かを参加者が選択。選択に応じて、ソーシャルメディアでのシェアや、動画の視聴などを求める。参加者には3000円分のクーポンを提供。クーポンは12月31日までに予約した、来年1月10日までの3万円以上の宿泊に使用できる。キャンペーンの終了日は定めていない。
▽今後も月末金曜日の実施を継続、「振替」の推奨も
なお、プレミアムフライデーの実施時期については、日本経済団体連合会(経団連)会長の榊原定征氏が見直しを検討する考えを示すなど、変更に向けた機運も高まっているところ。一方で推進協議会は、今後も月末の金曜日に実施する方針を示しており、あわせて「働き方改革の観点から、月末の金曜に限らない『振替プレミアムフライデー』なども推奨していきたい」とコメントしている。
なお、プレミアムフライデー事務局によれば、今回のキャンペーンはHotels.comが独自で企画したもので、推進協議会は関与していないとのこと。推進協議会は、ロゴマークの使用を許可した企業のプレミアムフライデー関連企画の内容については、審査などを実施しないとしている。