主要50社、7月の海外旅行は6.6%増、韓国除き好調
観光庁が取りまとめた2017年7月の主要旅行会社50社(※)の旅行取扱状況によると、海外旅行の取扱額の合計は前年比6.6%増の1751億2886万円となった。同庁によれば、昨年にリオ五輪選手団などを扱った反動などがあったものの、欧州が復調傾向にあるほか、韓国以外は概ね好調に推移したという。
このうち募集型企画旅行は、取扱額が5.8%増の373億3693万円で、取扱人数は1.7%増の17万205人。単価は4.0%増の21万9364円となった。
取扱額が最も大きかったのはジェイティービー(JTB)25社で、1.3%減の521億901万円。2位はエイチ・アイ・エス(HIS)5社で、13.4%増の310億6473万円、3位は阪急交通社3社で7.6%増の172億6581万円だった。
前年からの伸び率の1位は、東武トップツアーズで48.5%増の30億3367万円。以下はびゅうトラベルサービスが41.0%増の8776万円、東日観光が34.2%増の4億3668万円と続いた。海外旅行を取り扱う48社のうち、33社が前年を上回った。
なお、国内旅行の取扱額の合計は0.5%減の2978億3010万円、外国人旅行は13.4%増の167億1988万円で、総計は2.4%増の4896億7885万円だった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。
※4月からJTB15社計を25社計に変更し、びゅうトラベルサービス、エスティーエートラベル、テック航空サービス、ニッコウトラベルを追加
主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
7月単月