ルフトハンザ、ニキ航空など2社を買収-傘下LCCを拡大
ルフトハンザグループはこのほど、エアベルリングループからニキ航空(HG)と地域航空会社のLuftfahrtgesellschaft Walter(LGW。2レターコードはエアベルリンと同じAB)の2社を買収すると発表した。取得額は約2億1000万ユーロ(約277億円)で、航空当局の承認を経て、年内にも買収を完了する見通し。
エアベルリン(AB)は今年8月に、同社の株式の3割を保有するエティハド航空(EY)が資金援助を打ち切ったことを受けて破産手続きの開始を申請したところ。ドイツ政府とルフトハンザグループの支援により運航は継続している。
ルフトハンザグループは、HGのA320型機20機、LGWのA320型機13機とボンバルディアDHC8-Q400型機17機を得て、傘下のLCCのユーロウイングス(EW)の路線網を拡大する考え。EWの機材数は短・中距離線用が189機、長距離線用が21機に増え、合計210機となる。