コスタ、北朝鮮問題で方針転換、18年日本は太平洋側に注力
▽18年度は料金体系を変更、変動制代金導入へ
18年度の日本発着クルーズでは、料金体系を変更。船内のドリンクの飲み放題をつけた「コンフォート」「エレガント」と、変動制の「バリュー」を用意した。同社はこれまで日本市場では、割引料金の設定などで需給状況に対応しており、変動制料金を導入するのは初めて。
「コンフォート」は指定されたレストランの飲み物が飲み放題になる「クラシック」と、すべてのレストランとバーで12米ドル以下の飲み物が飲み放題になる「プレミアム」を内側客室、海側客室、バルコニー客室でそれぞれ提供。「エレガント」は、一部の例外を除いて船内の飲み物すべてを含む「オールインクルーシブドリンクパッケージ」と、有料レストランでの食事1回、2日分のスパ利用券を付けたもので、バルコニーデラックスとスイート以上の客室で提供する。例えば4泊5日の「お気軽日本海ショートクルーズと釜山」では、コンフォートで内側客室・クラシック2名1室利用の場合は8万2800円、エレガントのバルコニーデラックス客室は15万9800円とした。
「バリュー」は「海側」「内側」「バルコニー」の3種類を用意。客室の種類は事前に指定できず、スイートは対象外となる。販売は同社のシステムとAPI接続した旅行会社で実施。API接続をしていない旅行会社向けには、近日中に専用の予約サイトを作成し、アフィリエイト方式で提供する。そのほか、旅行会社が自社で紙のパンフレットを作成すれば、店頭での販売も可能。
糸川氏は料金の変動については「1週間毎に変更するような激しい動き方はしない」と明言した。初期設定料金は、例えば「お気軽日本海ショートクルーズと釜山」で「内側」を2名1室で利用した場合、6万2800円となる。