エボラブルアジア、メルマガ大手のまぐまぐを子会社化、BtoC強化
エボラブルアジアは9月12日、メールマガジン配信サービス「まぐまぐ!」やウェブサイト「MAG2NEWS」などの運営をおこなうまぐまぐの株式の85.7%を取得し、子会社化すると発表した。11日の取締役会で決議したもので、まぐまぐが有する750万人のメールマガジン会員などに、BtoCの旅行販売サイト「AirTrip」を訴求する考え。
エボラブルアジアは昨年4月に、コンテンツマーケティング事業やメディア事業などをおこなうウィルゲートとの資本業務提携を締結しているが、メディア事業を主力とする企業の子会社化は初めて。まぐまぐはコンテンツの有料課金や広告収入を収益源とするメールマガジン配信サービスの大手会社で、2017年9月期の売上高は4億6900万円。営業利益・経常利益・純利益はいずれも5500万円としている。
子会社後、まぐまぐは株式上場をめざす考え。なお、エボラブルアジアは同社との協業により、新たな「旅行特化型メディア」の開設も検討するとしているが、詳細については明らかにしていない。
なお、株式取得については11億4900万円を投じ、まずは9月中にまぐまぐの大株主の投資ファンドから59.6%を取得。その後は10月に、同ファンドから株式を取得する予定の投資会社と簡易株式交換をおこない、残りの26.1%を取得する。