メキシコ / 9月08日にチアパス州沖で発生した地震の影響について
現地時間2017年9月08日(金)午後、メキシコ南部のチアパス州沖を震源とするM8.2の大地震が発生し、メキシコ南部のオアハカ州やチアパス州を中心に広い範囲で建物が崩れるなどの被害が出ております。
地震の被害が最も大きかったオアハカ空港から280kmに位置するフチタン市(Juchitan de Zaragoza)では、37名が死亡、家屋全壊7,000棟、全体の30%が半壊状態になっていると報道されております。
その他、オアハカ州南部の他の町を始め、チアパス州やタバスコ州でも死亡者が発生するなど、現時点でこの地震による死者は90名超とメキシコ政府は発表しております。
各地では現在も崩れた建物の下に取り残されている人が多数いると見られ、懸命な救助活動が行われております。
以下に、今回の地震による各地の現状をお知らせいたします。
■ 地震発生後の現在の状況
* メキシコシティ
現在のところ、被害の報告はありません。
* カンクン
現在のところ、被害の報告はありません。
* チャパス州・San Cristobal de Las Casas
教会等に多少の損害はありましたが、目立った被害は報告されておりません。
* オアハカ州・太平洋岸地帯のHUATULCOやPUERUTO ESCONDIDO等
現在のところ、被害の報告はありません。
* チアパス及びオアハカを含むメキシコ国内全ての空港は通常通りオープン、フライトも通常通り運航されております。
* チアパス州やオアハカ州の主要幹線道路や橋などでは、現在、道路封鎖等は行われておりません。
* オアハカ市内のサントドミンゴ教会は、教会内の安全確認のため一時的にクローズいたしましたが、既にオープンしております。
* チアパス州のスミデロ渓谷は、渓谷内の壁やダムの状況、及び安全確認のために一時的にクローズいたしましたが、既にオープンしております。
※上記以外の場所は、全て通常通り営業しております。
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現状、メキシコシティやカンクンでは観光に大きな支障は出ておりません。
大きな被害を受けたオアハカ州の被災地では、倒壊したホテルや病院があり、今後も被害者が増えることが予想されます。
また隣国グアテマラでも今回の地震により、4,700人に被害が生じたと報じられております。
今後新たな情報入り次第、お知らせいたしますが、メキシコ南部の当該地域に現在ご滞在中の方、またこれからご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。
情報提供:株式会社ラティーノ、日本海外ツアーオペレーター協会