JTB、百戦錬磨と資本業務提携、民泊に本格参入
ジェイティービー(JTB)は9月11日、国内で「合法民泊」の仲介サービスを提供する百戦錬磨の株式を取得して資本参加するとともに、古民家や空き家などを活用する民泊事業に向けた包括的業務提携を締結したと発表した。2020年の東京オリンピックに向けて、訪日外国人旅行者向けの宿泊施設不足の解消に努めるとともに、遊休資産の活用による地域活性化などに取り組む。株式の取得に関する詳細は発表していない。
JTB広報室によれば、同社グループではこれまでに修学旅行などで農家民泊などを活用してきたことなどはあるものの、訪日旅行を主な対象として他の民泊関連会社と本格的に協業するのは初めて。JTBは観光振興のノウハウや営業ネットワーク、百戦錬磨は民泊仲介のノウハウと経験を活かし、今後は共同で自治体へのコンサルティング、民泊サービス提供者の支援、イベント民泊の推進などに取り組むという。
協業の第1弾として、まずは12日からウェブサイトの連携を開始。JTBの訪日外国人旅行者向け予約サイト「JAPANiCAN.com」において、百戦錬磨の公認民泊予約サイト「STAY JAPAN」の掲載物件のアフィリエイト販売を開始する。