日本航空（JL）はこのほど、9月以降は同じワンワールドに加盟するエアベルリン（AB）の特典航空券およびAB便を含むワンワールド特典航空券の新規予約を受け付けないこと、12月1日からはAB便の搭乗によるマイル積算についても積算対象外とすることを発表した。今般のABの破産手続き開始を受けての措置で、他のワンワールド加盟会社も同様に対応する見通し。すでに予約済の特典航空券についてはそのまま使用できるという。

　経営再建中だったABは、同社の株式の約30％を保有するエティハド航空（EY）が8月に資金援助の打ち切りを決定したことから、このほどベルリンの地方裁判所に破産手続きの開始を申請。今後はドイツ連邦政府とドイチェ・ルフトハンザAG（ルフトハンザ・グループ）の支援により運航を継続しながら再建をめざす。