気象庁、御嶽山の火口周辺警報を解除、レベル1に
気象庁は8月21日、長野県と岐阜県の県境にある御嶽山の火口周辺警報を解除し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げた。2014年10月以降は噴火が発生しておらず、噴煙や火山ガスの増加傾向も認められていないことから、火口から1キロメートルの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低いと判断した。
ただし、14年に噴火が発生した火口列の一部では引き続き噴気が勢いよく出ており、活動の活発な噴気孔から500メートル以内では、小規模な火山灰などの噴出が突発的に発生する可能性があることから、注意を呼びかけている。また、これまでの火山灰の堆積などにより登山道などが危険な状態となっている可能性があるため、地元自治体が実施する立入規制に留意すべきとしている。