外務省、インドネシア全土に注意喚起-17日に独立記念日

  • 2017年8月15日

 外務省はこのほど「海外安全ホームページ」で、インドネシア全土について注意喚起のためのスポット情報を発出した。同国の国家警察が、8月17日の独立記念日を機に警察に対するテロ攻撃を計画している過激派組織があるとして、警戒強化を発表したことを受けたもの。17日の前後にインドネシアを訪れる旅行者には、警察関連施設には極力近づかないことなどを呼びかけている。

 インドネシアでは今年に入ってからも、東ジャカルタ市のバスターミナルにおける自爆テロ事件、メダンの北スマトラ州警察本部への襲撃事件、南ジャカルタ市の警察施設に隣接するモスクでの警察官襲撃事件など、断続的にテロ事件が発生している。外務省は、特に最近は地域を問わず、警察官や警察施設をねらった犯行が続いていることに留意すべきとしている。

 そのほか、旅行者には最新の関連情報の入手に努めること、観光施設などテロの標的となりやすい場所を訪れる際には周囲の状況に注意を払うこと、在留届の提出や「たびレジ」への登録を必ずおこなうことなども呼びかけている。