日本空港ビル、17年度1Qは増収増益、各利益が大幅増
日本空港ビルデングの2018年3月期第1四半期累計期間(17年4月1日~6月30日)の連結業績で、営業収益は前年比5.9%増の517億5900万円となった。営業利益は61.6%増の27億8700万円、経常利益は39.5%増の37億5800万円、四半期純利益は45.3%増の26億4000万円。昨年の九州地震の反動などもあり羽田空港の国内線旅客数が増加したことや、空港型市中免税店での販売が好調に推移したことなどから、各利益が大幅増となった。
セグメント別の業績では、羽田の施設管理運営業は営業収益が7.7%増の138億円、営業利益が29.3%増の16億7900万円。国内線旅客数の増加により、取扱施設利用料が増加した。
成田・関空・中部でも展開する物品販売業の営業収益は5.3%増の339億5200万円、営業利益は40.7%増の23億4800万円。営業利益については羽田国際線ターミナルビル店舗や、地方空港への卸売が好調だったことなどから4割増となった。
このほか、羽田と成田で展開する飲食業の営業収益は5.0%増の53億2900万円。営業利益は直営店を中心に原価率を改善したことなどから370.4%増の1億5400万円と大きく伸長した。
なお、第2四半期と通期の連結業績予想については予想値を据え置いた。第2四半期の営業収益は3.6%増の1034億円、営業利益は16.5%増の52億円、経常利益は5.8%増の66億円、当期純利益は9.4%増の47億円。通期の営業収益は1.8%増の2086億円、営業利益は10.6%増の105億円、経常利益は0.3%減の128億円、当期純利益は29.2%増の89億円としている。