楽天グループの民泊事業会社で、今年3月に設立した楽天LIFULL STAYは7月20日、台湾で民泊仲介サイト「AsiaYo.com」を運営するAsiaYoとの業務提携に合意した。楽天LIFULL STAYが民泊新法の施行にあわせて開設する民泊仲介サイト「Vacation Stay」（仮称）に掲載する国内物件を「AsiaYo.com」に供給することで、「AsiaYo.com」を利用する訪日外国人旅行者の獲得をめざす。

　楽天LIFULL STAYによれば、「AsiaYo.com」は2014年にサービスの提供を開始した台湾最大の民泊仲介サイトで、民泊物件として1万3000室以上を掲載。台湾に限らず、韓国やタイなどの物件も掲載を開始しており、今後はその他のアジア諸国の物件の取り扱いも拡大したいという。

　なお、楽天LIFULL STAYは今月に入り、エクスペディアグループで民泊仲介サイトを運営するHomeAwayとも業務提携契約を締結。訪日外国人旅行者の需要獲得に向けた動きを進めている。