外務省、訪日ビザの詐欺サイトに注意喚起、手数料を詐取
外務省は7月5日、日本政府や日本大使館を装ってビザの申請手数料を徴収しようとする詐欺サイトやソーシャルメディア、Eメールが報告されたとして、ウェブサイトで注意を呼びかけた。訪日ビザの申請はオンラインでは受け付けていないこと、申請する際には在外公館や代理の機関を通じておこなうことなどを、改めて説明している。
同省によると、実際に詐欺サイトなどの存在は確認できていないものの、今年に入り、中東などから数件の報告があったという。具体的には、斡旋業者を名乗って「手数料を支払えば日本のビザを発給し、仕事の斡旋もおこなう」などと誘い、手数料など詐取しようとするサイトやメールの報告があったほか、実際に「オンラインでビザを申請したが受け取れない」といった被害の相談も寄せられているという。