セレブリティ、18年も日本発着を自主運航、19年はアザマラも
ロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCCL)は6月29日、2018年にセレブリティクルーズ、19年にアザマラ・クラブ・クルーズが、それぞれ自主運航による日本発着クルーズを実施すると発表した。2社の日本総代理店を務めるミキ・ツーリストによれば、セレブリティクルーズは17年に続き、18年春と秋に日本発着クルーズを1本ずつ実施。アザマラ・クラブ・クルーズは19年春に初の日本発着クルーズを2本実施するほか、秋には日本発香港着の片道クルーズも運航する。
29日のメディア向け発表会でミキ・ツーリストクルーズカンパニー長の百武達也氏は「17年の日本発着クルーズは販売開始から3ヶ月で完売するなど大変反響があったので、今回も就航を決定した」と説明。なお、17年は日本人が乗客の7割を占めたものの、18年のセレブリティのクルーズと19年のアザマラのクルーズについては、船社の意向により外国人が大半を占める見込み。仕入れなどについては協議中で、3割程度を日本向けに販売したいという。
セレブリティクルーズは、「セレブリティ・ミレニアム」(総トン数:9万940トン、乗客定員:2158名)で横浜発着クルーズを春と秋に実施。春のクルーズは17年9月に実施する日本発着クルーズと同じ航路で、18年4月15日から25日までの間に清水、神戸、高知、長崎、釜山、青森を巡る。一方、秋のクルーズは春のクルーズよりも長く、18年9月30日から10月12日までの間に清水、神戸、高知、広島、釜山、函館、青森に寄港する。
アザマラ・クラブ・クルーズは「アザマラ・クエスト」(総トン数:3万277トン、乗客定員:690名)で、19年春に東京発横浜着と横浜発東京着のクルーズを実施。東京発横浜着のクルーズは4月14日から27日にかけて、函館、秋田、金沢、境港、釜山、北九州、広島、高松、神戸、清水を巡る。横浜発東京着のクルーズは4月27日から5月12日までの間に函館、青森、秋田、金沢、境港、釜山、北九州、広島、高松、神戸、清水を訪れる。
片道クルーズは、19年9月18日から10月4日にかけて、大阪、高松、広島、釜山、麗水、天津、大連、上海、香港に寄港するもの。なお、いずれの航路も、料金などの詳細については8月末の商品発表会で明らかにする予定。
▽新造船「セレブリティ・エッジ」のラウンジを紹介
この日の商品発表会では、フランスの造船所で建造中のセレブリティクルーズの新造船「セレブリティ・エッジ」(総トン数:12万9500トン、乗客定員:2918名)のラウンジ「エデン」についても紹介した。同船は新しい船種「エッジクラス」の1隻目で、18年12月の就航を予定している。
「エデン」はデッキ4からデッキ6の船尾に位置するラウンジで、3フロアを使用。デッキ4には100席のレストランを、デッキ5には計220席のバーとカフェを、デッキ6には107席のパブリックスペースを設けるという。