阪急交通社グ、2月の国内は4.7%減-訪日は3%増

  • 2017年4月16日

 阪急交通社グループ3社の2017年2月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比4.7%減の89億4253万円と、3ヶ月ぶりに前年を下回った。主力の阪急交通社は4.9%減の87億7296万円。東北と中国方面は前年を大きく上回った一方、先月に続いて、昨年に好調だった四国お遍路の逆打ちツアーの反動などがあり、全体では前年を下回った。

 業務渡航系の2社については、阪急阪神ビジネストラベルは引き続き企業の出張が好調で、10.7%増の2億8660万円に。阪神トラベル・インターナショナルは今年度から一部の得意先を阪急阪神ビジネストラベルに移管したことなどから、63.1%減の1050万円となった。

 グループ3社の外国人旅行の取扱額は3.4%増の6028万円で、2ヶ月ぶりに前年を上回った。阪急交通社は欧米からの旅行が引き続き堅調だったものの、アジアが減少したことにより14.6%減の4976万円。阪急阪神ビジネストラベルは1052万円で、16年度から集計を開始したため前年比はなし。阪神トラベル・インターナショナルについては外国人旅行を取り扱っていない。

 3社の海外旅行の取扱額の合計は1.6%増の147億2713万円で、総計は0.9%減の237億2994万円となった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。