BA、新たな投資計画を発表、ビジネスクラス刷新など
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)はこのほど、サービスの向上のための新たな投資計画を発表した。長距離路線のビジネスクラス「Club World」に4億ポンド(約548億円)を投じて座席やラウンジを刷新するなど、さまざまなサービスを改良する。
Club Worldについては、まずは6月にヒースロー空港の専用ラウンジのメニューをリニューアル。あわせて機内のリネンを変更して、より大きなサイズの枕などを用意する。また、9月からは機内食の前菜やデザートなどについて、メニューリストではなくカートで運ばれるサンプルのなかから選べるようにする。
機内サービスの変更はヒースロー/ニューヨーク(JFK)線から開始し、2018年中には他の長距離路線に拡大。19年には新たな座席の導入も予定する。BAによれば、これらの刷新は欧州域内線のビジネスクラス「Club Europe」の短距離路線や、国内線のビジネスクラスにも導入していくという。
そのほか、4月から長距離路線に導入する有料の高速WiFiサービスは、年内に短距離路線にも導入を開始。19年までに保有機の90%で提供する。
米国の空港ラウンジには8800万ポンド(約121億円)の投資を予定し、特にJFK空港のターミナル7には今後の2年間で5200万ポンド(約71億円)を投じて、ファーストクラスとビジネスクラスのラウンジを改修する。さらに来年にはアバディーン、ローマ、ジュネーブのラウンジを改装または拡張。ヨハネスブルグなどの空港にもさらなる投資をおこなう。
このほどファーストクラス利用者などのチェックインエリアとして「First Wing」をオープンしたヒースロー空港のターミナル5については、今後の数年間で各ラウンジを改装する予定。まずは今月に、最上級ラウンジ「コンコルド・ルーム」の内装を刷新する。