サービス・ツーリズム産業連合（サービス連合）によると、2017年春闘でヤマハリゾート、名鉄グランドホテル、芝パークホテルが賃金や一時金などについて合意した。詳細は下記の通り。

＜合意＞
【ヤマハリゾート】
●賃金
　・本人給年齢定昇：868円（組合員1人平均）＋職能給査定

●一時金
　・年間：3.32ヶ月（組合員1人平均64万2000円）

●その他同時要求
　・無期労働契約への転換は法令を尊守した上で早急に対応する
　・今後の人員体制については従業員に理解して頂けるように努め、労働環境の問題も労使一体となって改善に取り組んで行く
　・36協定の厳守は従業員の士気や経営にも影響する為、管理職には十分理解してもらうように努める
　・福利厚生について、制度の見直しを含め、よりわかりやすく活用しやすい環境を整えていく

【名鉄グランドホテル】
●賃金
　・賃金制度（定期昇給制度等）の運用の実行

●一時金
　・年間1人平均2.3ヶ月（上期1.1ヶ月下期1.2ヶ月）

●その他同時要求
　・労働時間管理の徹底をはかる
　・計画年休取得の推進にむけ協議する
　・期末経常利益の金額に応じ、期末賞与基準により支給する
　・DC掛け金は、諸手当の見直しと合わせ継続的に協議する
　・人事考査フィードバックは今後より効果的な方法について協議する
　・最低保障賃金は必要があれば労使で協議する

【芝パークホテル】
●賃金
　・定期昇給：平均5109円
　・賃金改善：平均1308円（基本給比0.5％）

●一時金
　・年間2.0ヶ月（夏季1.0ヶ月・冬季1.0ヶ月）
　　＋業績分（夏季：総合職0.4ヶ月、一般職0.2ヶ月）

●その他同時要求
　・年間休日日数105日→108日
　・有休を取得しやすい環境づくりを推進する
　・勤務間インターバル規制の導入については、労使協議会の場で協議する
　・従業員食堂の運営見直しについては、至急対応する