外務省、ペルーの大雨被害で注意喚起-首都では断水
外務省は3月24日、ペルーの太平洋側地域を中心に続く大雨により、各地で河川の氾濫や土石流などが発生していることを受け、注意喚起のためのスポット情報を発出した。すでに道路の冠水、橋梁の損壊、家屋の倒壊などの被害が報告されており、ペルー政府の発表によれば3月22日の時点で死者は84名、負傷者は269名、行方不明者は20名に上る。
外務省によれば、旅行者が多く訪れるリマの中心部や、南部のマチュピチュ、クスコなどについては、現時点では大きな被害は出ていない。ただしリマ中心部を含む各地では、数日間にわたり断水が発生しているという。
大雨が長期化する恐れがあることから、外務省は旅行者に対して、現地では最新の情報の収集に努めるよう求めている。そのほか、氾濫しそうな河川には近づかないこと、被害の可能性のある地域を訪れる場合は、日程やルートなどを変更することなども求めている。