ノルウェージャン、日本での展開を強化、上級2ブランドに注力
▽「ノルウェージャン・ジュエル」で18年に横浜発着クルーズ
3月16日にはNCLHとして旅行会社向けイベントを開催し、今後のクルーズの予定などについて紹介。NCLは、今冬から客船「ノルウェージャン・ジュエル」(9万3502トン、乗客定員2376名)をアジアと太平洋に配船。オセアニアや東南アジアでクルーズを実施した後、18年3月21日から11泊12日で「中国・韓国・日本クルーズ」を実施し、大阪と横浜に初寄港する。その後は4月から横浜発着のクルーズも実施する予定で、今年4月を目途にスケジュールなどの詳細を発表する。川崎氏によれば主なターゲットは欧米の旅行者だが、日本人向けにも販売したい考え。
そのほか、今年6月には中国人向けの客船「ノルウェージャン・ジョイ」(16万8800トン、3850名)が長崎に初寄港。18年4月にはOCIの「オーシャニア・インシグニア」、5月には「オーシャニア・ノーティカ」、19年4月にはRSSCの「セブンシーズ・マリナー」も寄港するという。
川崎氏はNCLの新造船の計画についても説明。18年5月に「ノルウェージャン・ブリス」(16万7800トン、4004名)がアラスカに就航するほか、19年には14万トン級の客船1隻を導入することを伝えた。さらに、22年から26年にかけては「レオナルドプロジェクト」と題し、イタリアで建造された14万トン級の客船4隻の就航を予定する。詳細は追って発表する。