メキシコ・カンクン近郊、人気の「セノーテ」ご紹介
これから暑さが厳しくなるユカタン半島。
今回はカンクン近郊で人気が高い「セノーテ」をご紹介いたします。
「セノーテ」と呼ばれるものは、大きく分けて竪穴式と横穴式の2種類。
チチェンイッツアの生贄のセノーテやイキル(IKKIL)の神秘なる泉は、竪穴式セノーテ。
一方、グランセノーテやドスオホスが有名なセノーテは横穴式。
横穴式は鍾乳洞となるため、光のカーテンを楽しむシュノーケルが楽しめるものですが、竪穴式は水深25m以上のものが多く、シュノーケルを持って本来のシュノーケルの楽しみは満喫できないものです。
お間違いのないように。
竪穴式はマヤの時代の水源となったものや儀式に使われたものがあり、特にマヤ文明では地上界と地下界があり、二極分化は均衡が保たれることで人々の生活が豊かになるなどマヤ人にとって重要視されたものなのです。
ユカタン半島中央部には竪穴式が多く、カリブ海沿岸には横穴式が多くなっています。
鍾乳洞式セノーテでは、シュノーケルだけではなくダイビングもお楽しみいただけます。
なお洞窟ダイブは、洞窟ダイブライセンスが必要なので要注意です。
以前は、チチェンイッツア観光+イキル(IKKIL)セノーテの観光が人気でしたが、最近はグランセノーテでシュノーケル後、チチェンイッツア観光というツアーも新しくできました。
これは日本のお客様の要望にお応えして作ったもので、英語スペイン語ツアーの取り扱いはありません。
竪穴式、横穴式どちらでもマヤの世界では非常に重要なものだったのでしょう。
観光で楽しむのもいいですが、マヤ文明の時代に人々がそこに住み、セノーテを生活の一部として生きていたことを少し感じていただければと思います。