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高知で「幕末維新博」、メディア露出やはとバス特別コースも

3月15日にはメディア向けにはとバス特別ツアーの試乗会を開催。高知県知事の尾﨑正直氏もかけつけた。左は講談師の一龍齋貞心氏 高知県は3月4日、「志国高知 幕末維新博」を開始した。これは、2017年と18年に、江戸幕府が政権を返上した大政奉還とその翌年の明治維新からそれぞれ150年の節目となることを受けて2年にわたって開催するイベント。

 高知県は、幕末期に坂本龍馬をはじめとして明治維新の鍵を握った人物を多く輩出しており、イベントでは、同じく3月4日に開業した高知県立高知城歴史博物館と高知県立坂本龍馬記念館をメイン会場とし、高知駅前の「こうち旅広場」をサブ会場に、さらに高知県内15市町村の20ヶ所を地域会場に設定。

 各会場では、初公開となる坂本龍馬直筆の書簡を含む資料を展示する企画展や幕末期の写真展などを開催。写真展では、日本でも数台のみ現存するという「湿板写真機」での撮影会もおこなうという。また、公式ガイドブックの第1弾もフルカラー70ページで作成し配布。この中で、各会場やその周辺の見どころなどを紹介している。

 誘客に向けては、JTBパブリッシングと主婦の友社、ぴあの3社が共同で首都圏でのプロモーションを展開。すでに3月3日から5日にかけて横浜の赤レンガ倉庫のイベントに特設ブースを出展したほか、JTBパブリッシングの「ノジュール」、主婦の友社の「オトナサローネ」、そしてぴあの「SODA」の3媒体で高知の情報を発信する。

 このほか、3月20日と28日、30日には、はとバスで日帰りの「幕末維新ゆかりの地を巡るバスツアー」を企画。井伊直弼が討たれた桜田門や、勝海舟と坂本龍馬が出会ったとされる赤坂氷川神社の勝海舟邸跡地などを巡るもので、講談師の一龍齋貞心氏が案内する。

 なお、メイン会場の一つである坂本龍馬記念館は4月から休館し、18年4月にリニューアルオープンする予定。幕末維新博も18年春からを「第二幕」と位置付けている。