楽天、今年も台湾観光局とMOU、17年は送客11%増へ
楽天は3月9日に台北市内で、台湾観光局と訪台日本人旅行者の増加に向けた新たな覚書(MOU)を締結した。MOU締結は2008年から毎年実施しているもので、楽天トラベルは17年の送客数の目標として前年比11%増を掲げる。16年の送客数の実績については公表していない。
MOU締結にあたり、楽天トラベル事業部事業長の高野芳行氏は「台湾は特に注力している市場の1つ。台湾観光局とも連携を強めて、より多くの日本人旅行者に台湾を知っていただきたい」とコメント。台湾観光局副局長の劉喜臨氏は「代表的なOTAである楽天トラベルとMOUを締結できて光栄。今年の台湾観光局のスローガン『Meet Colors! 台湾』にあるように、より多くの日本人旅行者に台湾のさまざまな“色”を見つけていただきたい」と述べている。
同社は台湾について、昨年は楽天トラベルで42のプロモーションキャンペーンを実施。台湾の登録宿泊施設数は約18%増、台湾への送客数は約21%増となったという。なお、昨年の訪台日本人旅行者の総数は約190万人に上り、過去最高を記録している。