気象庁、薩摩硫黄島の警戒レベル引き下げ、火山活動が低下
気象庁はこのほど、薩摩硫黄島の硫黄岳の噴火警戒レベルを2の「火口周辺規制」から1の「活火山であることに留意」に引き下げた。火山島である同島では今年の元日から火山性地震が増加していたが、1月下旬以降は徐々に減少。2月21日に実施した上空からの観測では、噴煙や熱異常域の拡大などが認めらなかったことから、火山活動が低下して火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候が認められなくなったと判断した。
なお、気象庁は引き続き、火口付近では火山ガスなどに注意することを呼びかけている。また、地元自治体などが実施している立入規制などについても留意すべきとしている。