日本旅行、16年の国内は団体増加も0.4%減-12月は3.2%増
日本旅行の2016年の旅行取扱実績で、国内旅行の取扱額は前年比0.4%減の2632億2585万円となった。このうち団体旅行は4.5%増の722億9638万円と前年を上回ったが、企画旅行は1.2%減の1043億3757万円、JR券や航空券、一般宿泊などをあわせた個人旅行は3.3%減の865億9190万円と、ともに前年を下回った。
団体旅行は一般団体が5.2%増の386億6245万円、教育旅行団体が3.7%増の336億3394万円とともに増加した。企画商品は九州地震の影響で「赤い風船」が0.2%減の966億5924万円、他社企画商品も12.3%減の76億7833万円となり、ともに前年を下回った。
12月については、国内旅行全体の取扱額は3.2%増の196億6038万円で、このうち団体旅行は20.7%増の64億3051万円、企画旅行も3.4%増の74億8480万円と前年を上回ったが、JR券や航空券、一般宿泊などの個人旅行は11.3%減の57億4506万円で、2桁減となった。
団体旅行のうち、一般団体は9.2%増の28億5449万円、教育旅行団体は31.8%増の35億7602万円。企画商品は「赤い風船」が4.1%増の69億581万円、他社企画が5.0%減の5億7899万円となった。
国内旅行以外では、16年の海外旅行は8.9%減の1125億9112万円、国際旅行は21.7%増の352億650万円となり、付帯事業を含めた総計は1.2%減の4119億6849万円だった。12月については、海外旅行は0.9%増の78億6341万円、国際旅行は13.1%増の25億9495万円で、付帯事業を含めた総計は3.4%増の301億2554万円だった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。