エジプト、「カイロ」、「ギザ」、「イスラム芸術博物館」視察レポート
エジプトにおいて日本人マーケットに携わる旅行関連業者からなる「エジプト日本旅行業連盟」(JTUE: Japanese Travel Union of Egypt)は、2017年1月31日(火)に今年初のカイロ&ギザの定例視察を行いました。
町は穏やかな気候で絶好の観光日和。シーシ大統領のエジプト国内の観光促進活動のお蔭か、観光地はどこも賑わっておりました。
視察の様子をご報告いたしますので、エジプト旅行を企画する際の参考にしていただければ幸いです。
■ 午前09:00 --- エジプト考古学博物館
全ての視察箇所で言えることですが、視察当日が中国の旧正月と重なったこともあり、中国人旅行者がかなり多くみられました。次いで多いのは欧米人です。
午前09:00頃からゲートには列が出来、博物館前の庭には人だかりが出来ておりました。
また新たにレプリカショップがオープンしています。店舗はかなり広く、大きなものから小さなものまで、かなりの数の品が置かれています。
なお、旧政権与党ビルがあった場所は、完全に更地になっておりました。
■ 午前10:00 --- ギザのピラミッド
検問所では、警察官から運転手への質問がありましたが、特に混雑もなく通過することが出来ました。
ピラミッドの駐車場には、大型バスが20台程、バンが15台程、乗用車が20台程と大いに賑わっておりました。物売りのエジプト人は、警察の管理により柵から前に出られなくなったため、以前のように旅行者に話しかけてくることは少なくなりました。
なお、クフ王のピラミッドの前には、内部の調査機械(ミューオン検出器)がテントに囲まれて置かれておりました。
■ 午前11:10 --- スフィンクス
博物館やピラミッドと比べると、観光しているエジプト人の数が増えておりました。
学生が多い理由は、テスト明けの冬休みと重なっているためだと思われます。
■ 午後13:00 --- オールドカイロ地区
写真はありませんが、オールド・カイロ入口の警備は、入口付近に数人の制服警察官がいたのに加え、道路に私服の警察官が観光客の道路横断の整理なども行っておりました。
入口にはバス数台が停まっているだけでしたが、中に入ると多くの観光客がおりました。
オールドカイロ地区で起こったことではありませんが、昨年のアッバセイヤ地区のカテドラルコプト教会での爆破事件直後に訪問した際は閑散としておりましたが、ここがその時と同じ場所か?と見間違えるようでした。特にエジプト人の観光客(駅の利用者も混じっていると思います)が、多かったのが印象的です。
「イスラム芸術博物館」が2017年1月19日に再オープンいたしました。
JTUEメンバーが同博物館も視察いたしましたので、あわせてご報告いたします。
■ イスラム芸術博物館
2014年1月以来、閉館しておりました「イスラム芸術博物館」が、2017年1月19日、3年ぶりにオープンいたしました。突然の開館ということもあり、外国人旅行者はほとんど見かけませんでした。
なおTV等のメディアによりますと、当日はシーシ大統領を迎え、開館記念式典が催されとのことです。
同博物館は、1月28日まで入場無料だったこともあり、エジプト人で混み合っておりました。
博物館周辺では、制服及び私服警察官が多数警備しており、入場ゲートには金属探知機が設置されておりました。
〔場所〕
考古学博物館からは直線距離で約2.5km、ハンハリーリからは1.5kmほど
〔開館時間〕
月~木・土~日曜: 09:00~17:00
金曜 09:00~11:00/13:00~17:00 (金曜礼拝の時間は閉館)
〔入場料〕
大人: 50 エジプトポンド、 学生 25 エジプト
カメラチケット: 1台あたり 50 エジプトポンド
〔その他〕
カメラチケットを購入しない(館内で写真を撮影しない)場合は、カメラを預けなければなりません。
情報提供:エジプト日本旅行業連盟 (JTUE)、日本海外ツアーオペレーター協会