シンガポール航空、「ラリック」と提携、アメニティ共同開発へ
シンガポール航空(SQ)はこのほど、フランスのクリスタルブランド「ラリック」と戦略的パートナーシップ契約を締結した。ラリックの製品をSQがスイートとファーストクラスで独占的に提供できるようにするもの。エアバスA380型機の機内設備刷新に合わせて、今年下半期に搭載を開始する予定だ。
ラリックは1926年、アール・ヌーヴォーとアール・デコの時代を生きたガラス工芸家でありジュエリーデザイナーであったルネ・ラリックによって設立された会社。ルネ・ラリックは、日本でも「箱根ラリック美術館」などで知られている。
現在のラリックはクリスタルガラスによるインテリア用品や香水、宝飾品などを手がけている。SQとの提携では共同での商品開発も含んでおり、機内のアメニティキットや洗面用品、寝具などのほか、ラウンジの備品の提供も計画している。また、SQの機内誌「クリスショップ」でのラリック製品の紹介やラリックの工場やレストランでの優待の提供なども予定している。