外務省、イスタンブールの元旦テロで改めて注意喚起

  • 2017年1月4日

 外務省はこのほど、現地時間の1月1日未明にイスタンブール市内のナイトクラブで発生した銃撃テロ事件を受けて、改めてトルコに注意喚起のためのスポット情報を発出した。イスタンブール県などの発表によれば、同事件ではこれまでに約40人が死亡している。

 外務省は「トルコ国内ではテロに対する注意を強化してください」と呼びかけるとともに、旅行者などには最新の関連情報を入手すること、軍や警察の関係施設、娯楽施設、観光施設などテロの標的となりやすい場所は避けることなどを呼びかけている。

 トルコでは2015年7月以降、特に南東部の治安機関を狙ったテロ事件が増加しており、イスタンブールや首都のアンカラなどでも外国人が犠牲となるテロ事件が複数発生している。外務省によれば犯行主体はクルド労働者党(PKK)、イスラム教過激派組織ISILとの関係が指摘される者、左翼系反政府武装組織「革命人民解放党/戦線(DHKP-C)」など多岐に渡る。