KNT-CT、上海に合弁会社、中国人向けに海外旅行販売

  • 2016年12月21日

 KNT-CTホールディングス(KNT-CT)は12月21日、中国における海外旅行需要の取り込みに向け、同国の上海海行国際旅行社との合弁会社として「近畿美勝国際旅行社(上海)」を設立したことを発表した。設立時期は今年9月。オフィスは上海の経済特区である中国自由貿易試験区に構え、1月から営業を開始する。21年度までに中国人の海外旅行で約10万人の取り扱いをめざす。

 新会社の資本金は500万元で、持株比率はKNT-CTが80%、上海海行国際旅行社が20%。代表者は、KNT-CTグループの近畿国際旅行社(中国)の董事長で、KNT-CTホールディングス海外旅行部の北京事務所長・上海事務所長を兼務する江浦雅文氏が務める。

 同グループのが中国での旅行会社設立は2社目。1社目の近畿国際旅行社(中国)は主に訪中日本人向けの業務をおこなっており、中国人向けの旅行会社は今回が初めてとなる。

 KNT-CTによると、中国において外資系会社が海外旅行を取り扱うにはライセンスの取得が必要で、厳しい規制がおこなわれているが、中国自由貿易試験区では規制緩和が始まっていることから、今回の設立を決めたという。現在はライセンスを申請中で、取扱許可がおりるまでには約2年かかる見込み。許可取得までの間は中国人の国内旅行や中国を訪れる日本人の旅行手配をおこなうという。

 なお、12月19日にはJTBグループも、グループ会社の上海佳途国際旅行社が1月1日から中国人向け海外旅行商品の販売を開始することを発表している。