気象庁、阿蘇山の警戒レベル引き下げ、火口周辺のみ規制
気象庁はこのほど、阿蘇山の噴火警戒レベルをレベル3の「入山規制」からレベル2の「火口周辺規制」に引き下げた。10月8日の爆発的噴火以降は噴火が発生していないこと、火山ガス放出量の急激な増加がないことなどを勘案した。警戒が必要な範囲については火口から約1キロメートルの範囲に縮小した。
なお、気象庁はこのほど、同山の噴火警戒レベルの判定基準を専門家の助言を受けて改善。他の火山と同様に実施している精査に加えて、10月8日の噴火前と同様の現象が発生した場合には、事前に警戒レベルを3に引き上げられるようにしたという。