外務省、ロシア人のビザ発給要件を緩和、首脳会談受け
外務省は12月16日、来年1月1日以降の申請分からロシア人の一般旅券所持者に対する短期滞在ビザの発給要件を緩和すると発表した。15日の日露首脳会談を受けたもので、商用や観光などで訪日ロシア人旅行者およびリピーターの増加、日露間の人的交流の活発化などをめざす。今年5月のソチでの首脳会談で日本側が提案した8項目の協力プランのなかには、人的交流の拡大が盛り込まれている。
今回の要件緩和では、ビジネスマンや文化人などに対して発給している短期滞在数次ビザの対象者の範囲を拡大するとともに、有効期間を現行の3年から5年に延長。また、これまでは1次ビザのみ発給していた観光客向けの短期滞在ビザについては、新たに有効期間3年・最長30日の数次ビザを導入する。また、自己支弁の渡航について身元保証書の提出書類を省略する。詳細については追って外務省ウェブサイトで公表するという。