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埼玉に19年「ムーミン」パーク、北欧テーマに一部先行開業も

  • 2016年12月11日

(左から)大久保氏、玉井氏、ムーミン物語代表取締役のロバート・ハースト氏 不動産事業などを展開するフィンテック グローバルとムーミン物語は、北欧をモチーフとした施設「メッツァ」を開業する。メッツァは「北欧時間が流れる森と湖での体験を通じて、こころの豊かさの本質に気づき、日常生活へと持ち帰れる場所」をコンセプトとしたもので、北欧のライフスタイルを体感できる「メッツァビレッジ」と、ムーミン物語をテーマとした「ムーミンバレーパーク」の2施設で構成。メッツァビレッジは2018年秋に、ムーミンバレーパークは2019年春に開業する予定だ。

 このほど開催した記者会見で、フィンテック グローバル代表取締役の玉井信光氏は、2015年に飯能市と、メッツァの開設や飯能市の観光振興に資する事項などで連携することを定めた「地方創生に関する基本協定」を締結したことを説明。「市が有する豊かな地域資源とメッツァが連携することで、新たな形の地方創生を推進したい」と意欲を示した。

 また、飯能市市長の大久保勝氏も「メッツァは池袋から約40分で、都心から1時間以内で来ることができる。メッツァのオープンが日本中、そして世界中の喜びにつながると信じている」と期待を示した。

 メッツァの総敷地面積は東京ドーム5つ分相当という25.7ヘクタールで、建物面積は1万3000平方メートルを予定。「挑戦、創造、共有、解放、探求、創造」をテーマとしたサービスを提供し、メッツァビレッジとムーミンバレーパークの両施設で、年間100万人の来場をめざすという。

 18年に開業予定のメッツァビレッジは、自然を体感できる施設のほか、ジャムやジュース作りなどのアクティビティを展開する計画。また、地元野菜や工芸品などを販売するマーケット、サウナを併設した宿泊施設、グランピング施設なども設けるという。入場料は無料とする。

 一方、ムーミンバレーパークにはムーミン一家が暮らす「ムーミン屋敷」や、物語に登場する灯台や水浴び小屋などを設置。また、ムーミンをテーマにしたアトラクションも設けるという。入場料は有料で、アトラクションや入場料、販路などの詳細は、現在検討中という。