主要50社、16年上期の海外旅行は5%減、単価は7.9%減
観光庁が取りまとめた2016年度上期(16年4月~9月)の主要旅行会社50社の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比5.0%減の1兆350億1589万円となった。月別で見ると、8月以外は前年を下回り、四半期ごとの集計では第1四半期が6.2%減の4418億9364万円、第2四半期が4.1%減の5931億2225万円となった。
企業別の取扱額で最も高かったのは、ジェイティービー(JTB)15社計で3.5%減の2153億437万円。次いで、エイチ・アイ・エス(HIS)が1.2%減の1745億3207万円、JTBワールドバケーションズが7.6%減の1077億9237万円だった。
前年からの伸び率では、楽天が45.3%増の155億6004万円で1位に。2位は名鉄観光バスで17.5%増の6238万円、3位は菱和ダイヤモンド航空サービスで7.3%増の22億6649万円となり、14社が前年を上回った。
募集型企画旅行に関しては、取扱額が7.9%減の3183億7681万円となった一方、取扱人数は0.1%増の157万7448人とほぼ前年並みで、単価は7.9%減の20万1830円と減少した。
なお、国内旅行の取扱額は3.0%減の1兆7096億8457万円、外国人旅行は13.9%増の1002億2119万円となり、総額は3.2%減の2兆8449億2165万円となった。
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