北海道アップデート情報(記者発表会より)

▽木古内町

 木古内町では、今年1月にオープンした道の駅「みそぎの郷 きこない」が11月5日に来館者50万人を達成したことを報告。来年1月には1周年記念で東北物産展を開催する計画だ。

 また、1月13日から15日にかけて開催される、1831年から続く神事「寒中みそぎ祭り」も紹介。豊漁や豊作を祈るもので、行修者と呼ばれる4人の若者が13日から神社にこもって冷水で身を清め、15日に津軽海峡に飛び込むといい、この冷水や海に飛び込んだ際の水しぶきはご利益があるという。なお、同期間には「寒中みそぎフェスティバル」として、イルミネーションやプロジェクションマッピングなどの催しも予定している。


▽北海道観光振興機構

 北海道観光振興機構は、今回の発表会でプレゼンテーションをしなかった地域の情報を発信。例えば来年2月12日まで開催中のイベント「小樽ゆき物語・余市ゆき物語」では、時期によって小樽運河を1万球の青色LEDでライトアップする取り組みや、ニッカウヰスキー蒸留所の限定ナイトツアーなどを実施。特に今年は、小樽の運河プラザで酒類を提供する「キャンドル・バー」や、余市でのウィスキーなどのボトルによるライトアップコンテストなどを初めて企画した。

 また、十勝エリアの北方にある上士幌町では、今年度から町全体を「遊びの場」とする取り組みを進めているところ。この一環として来年2月11日と12日に、上士幌町の市街地とぬかびら源泉郷で「冬の体験マルシェ」と題したイベントをおこなう予定。女性をコアターゲットとし、ワカサギ釣りやスノーシューなどのアクティビティを楽しめるようにする。同じ2日間で熱気球のイベント「ウィンターバルーンミーティング」も開催が決まっており、熱気球のアクティビティも用意する。

 さらに、北海道内では住民1人あたりの焼肉店の数が1番多いという北見市では、2月の屋外で焼肉を食べる「北見厳寒の焼肉まつり」を開催。2000円の入場券に肉300グラムと玉ねぎに焼酎などの飲み放題が付き、1700枚を販売する。

 このほか、知床では30年続いた「知床ファンタジア」に代わって新たに「知床流氷フェス」が開催される予定。1月30日から2月28日までで、氷や雪のオブジェの展示やキャンプファイヤー、アイスバーなどのほか、オロンコ岩などのライトアップも実施。流氷も下からライトアップする。