北海道アップデート情報(記者発表会より)

▽別海町観光協会

 別海町観光協会では、凍った海の上を歩く「トドワラ・氷平線ウォークツアー」を発表。地元住民にとっては当たり前であった「海が凍る」現象だが、遠く広がる白い「氷の平原」として打ち出し、スノーシューのレンタル料を含めて3400円で個人客向けツアーを販売する。所要時間は2時間程度。また、団体客向けには、ウユニ塩湖などで人気となっている、遠近感の錯覚を利用したトリック写真の撮影体験を1人あたり1500円で提供する。「氷平線」の幻想的な写真は、素材としての利用も認める。

 また、タクシー料金の助成制度などアクセス利便性の改善が進んでいること、「表情お絵かき」など冬の屋外体験プログラムなどの開発にも取り組んでいることなどもアピールした。


▽十勝観光連盟

 十勝観光連盟は、十勝川が凍結した氷が海を漂ってから砂浜に打ち上げられたものを「ジュエリーアイス」としてプロモーションしていく戦略。透明度の高い氷が太陽の光で輝く姿に、すでにインターネットなどでも「宝石のよう」と取り上げられる機会が増えているところで、メディアの招聘事業などを通してさらなる露出増と需要拡大をはかる。


▽函館市

 函館市は、12月1日から25日まで開催する「はこだてクリスマスファンタジー」など冬のイベントや、10月に開業したばかりの施設「はこだてみらい館」と「はこだてキッズプラザ」などを紹介。クリスマスファンタジーは、赤レンガ倉庫のエリアで実施するもので、姉妹都市であるカナダのハリファックス市から贈られるもみの木を装飾して海に浮かべて夜にはライトアップ。市内の飲食店がオリジナルのスープを販売する「スープバー」もお勧めという。また、14年開始の「海上冬花火」やイルミネーションなども継続実施する。

 また、はこだてみらい館とはこだてキッズプラザは、JR函館駅から徒歩3分の「キラリス函館」の3階に入居したもので、「オドロクチカラ」をテーマとして、子どもに様々な学びの機会を提供する。例えばキッズプラザでは、ネット状の巨大な遊具を宙に浮くような形で配置し、子どもたちが全身を使って遊べるようにしているという。