日本航空（JL）は2017年1月11日から2月25日まで、1日1便で運航している成田／パリ線を運休する。昨年11月にパリで発生した同時多発テロ事件や、今年7月にニースで発生したテロ事件の影響による需要の落ち込みに加えて、同期間が欧州旅行の閑散期となることを踏まえたもの。なお、同じく1日1便で運航中の羽田／パリ線については利便性の高さや、成田線よりも大型の機材で運航していることなどから、通常通りの運航を継続する。

　成田線の機材はボーイングB787-8型機で、座席数はビジネスクラス38席、プレミアムエコノミークラス35席、エコノミークラス88席の計161席。羽田線の機材はB777-300ER型機で、座席数はファーストクラス8席、ビジネス49席、プレエコ40席、エコノミー147席の計244席でとなっている。

　運休期間中の航空券の購入者に対しては、メールなどで羽田線への振替を提案。旅行会社にもすでに連絡しているという。