鳥取、観光関係者が風評対策で初動、情報発信を本格化
10月22日に鳥取県中部で発生した地震を受けて、同県の観光関係者は早速、観光地の無事をアピールするための情報発信を本格化させている。早期にウェブサイトやソーシャルメディアなどで正確な情報をアピールし、拡散・浸透させることで、あらかじめ風評被害の封じ込めをはかる考えだ。県は今後、全国規模のキャンペーンなども実施して、イメージの回復に取り組む。
鳥取県観光連盟のウェブサイトでは24日から特設ページを公開し、「鳥取県は元気です!」「鳥取県は通常営業しています!是非お出かけください!」とのメッセージとともに、県内各地の観光業者の声を写真入りで紹介。25日18時の時点で三朝温泉旅館協同組合や鳥取砂丘など13件の施設・団体のメッセージを掲載しており、随時追加している。
このうち鳥取市の「鳥取砂丘 砂の美術館」は「皆様のお出かけを笑顔でお待ちしています。是非お越しください」とアピール。同施設は鳥取県東部に位置するため建物や展示している砂像への影響はなく、地震直後から通常通りの営業を続けている。
同県中部のはわい温泉の旅館「望湖楼」は「フロントスタッフも写真以上の笑顔で皆様のお越しをお待ち致しております」とコメント。地震発生後、点検のために使用を中止していた露天風呂は27日から再開するという。
倉吉市の倉吉観光マイス協会は、壁の一部が剥がれ落ちた倉吉・白壁土蔵群について「店舗も順次営業を再開しており、エリア内は通行規制箇所もございません。倉吉は元気に営業中です!」と強調した。同協会はウェブサイトで、倉吉白壁土蔵群周辺、JR倉吉駅周辺、関金温泉周辺の各エリアごとに店舗や宿泊施設の営業状況の一覧を掲載している。
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