キューバ、米国への葉巻の持ち込み、無制限に
昨年2015年7月の米国と国交回復以来、世界の注目の的・キューバ。
2016年10月14日、米国はキューバに対する経済制裁をさらに緩和し、米国内への葉巻やラム酒の持ち込みを無制限に認めることを発表いたしました。
米国のキューバに対する貿易制裁は、1962年に当時のケネディ大統領が打ち出したもので、この全面禁輸以降、旅行客がキューバ産葉巻を米国へ持ち帰った場合、密輸品として取り上げられたり、税関検査官に目の前で折られてしまうことさえありました。
2014年12月、キューバと米国は国交正常化交渉を発表。
2016年3月にはオバマ大統領が米国大統領としては88年ぶりのキューバ訪問に踏み切り、キューバに対する経済制裁も段階的に解除されてきました。
そして今月10月14日、オバマ米大統領はキューバに対する経済制裁をさらに緩和し、米国の旅行者がキューバ産のラム酒や葉巻を制限なく購入し、持ち帰ることなどを認めました。
今回の措置は両国間の貿易交流の活性化を目的としており、今後はキューバ国営の製薬企業の米国への進出も期待されています。
これまで税関を通過出来るラム酒や葉巻は100USドルまでと制限されておりましたが、今回の規制緩和により「機内の持ち込み荷物に入れること」という条件のもと、無制限に米国内へ持ち帰ることが可能となりました。
ただし、キューバ産の葉巻の米国内での販売は今後も禁止されます。
究極の嗜好品と言われるキューバ国産の葉巻、愛煙家たちにはうれしいニュースですね。
情報提供:株式会社ラティーノ、日本海外ツアーオペレーター協会