観光庁、ユニークベニュー活用で新たに5事業選定、二条城など
観光庁はこのほど、今年度から開始した「MICEの誘致拡大に向けたユニークベニュー活用促進事業」において、京都市の元離宮二条城で開催する「第40回国際外科学会世界総会」など、新たに選定した支援事業5件を発表した。9月に開催した第2回選定委員会で決定したもの。
同事業は歴史的建造物や公的空間などの「ユニークベニュー」を会議やレセプションの会場として積極的に活用するための経済的支援をおこなうもの。公募は5月から8月にかけて実施し、7月には第1弾として4件を選定している。
同事業では、会議やレセプションの開催1件につき、主催者や旅行会社などに最大で100万円を援助。会議などの参加者にはアンケートやヒアリングをおこない、メリットや課題を明らかにすることで、MICE誘致力の向上をめざすという。なお、観光庁は来年度以降の実施については「現段階では予算が決定されていないため未定」としている。第2回の選定事業は下記の通り。
▽観光庁「MICEの誘致拡大に向けたユニークベニュー活用促進事業」第2回選定結果
(事業名/開催場所)
・第22回アジア南太平洋設計自動化会議2017/千葉市美術館(千葉県千葉市)
・IHRA国際フォーラム/妙心寺退蔵院(京都府京都市)
・第40回国際外科学会世界総会/元離宮二条城(京都市中京区)
・BioJapan2016/横浜美術館(神奈川県横浜市)
・International Conference on Rheology 2016/東映京都スタジオ(京都府京都市)