米コンデ・ナスト誌、「魅力的な都市」1位に東京、2位は京都
米国の富裕層向け大手旅行雑誌「Condé Nast Traveler(CNT)」はこのほど、毎年秋に発表している読者投票企画「Readers' Choice Awards」の「Best Cities in the World」部門において、米国を除く世界各都市の1位に東京、2位に京都を選出した。東京は昨年は15位で、京都は9位で、ともに大きく躍進した。日本政府観光局(JNTO)は今回の結果について「両市による継続したブランディングやおもてなしの取り組み、JNTOのビジット・ジャパン事業の成果」と説明し、「米国市場における日本各地への注目が拡大している」との見方を示している。
訪日米国人旅行者数は現在、29ヶ月連続で各月の過去最高の記録を更新中で、今年1月から8月までの累計は前年比19.9%増の81万7600人。なお、同じく米国の富裕層向け大手旅行雑誌である「Travel + Leisure」は、14年と15年に京都を観光都市ランキングの1位に選出している。
CNTの今回の「Best Cities in the World」の上位10位は以下の通り。
▽CNT、「Best Cities in the World」上位10位
(順位 都市名/国名/昨年順位)
1位 東京/日本/15位
2位 京都/日本/9位
3位 フィレンツェ/イタリア/1位
4位 ルツェルン/スイス/18位
5位 サン・ミゲル・デ・アジェンデ/メキシコ/ランク外
6位 バンクーバー/カナダ/19位
7位 ビクトリア/カナダ/24位
8位 ザルツブルグ/オーストリア/12位
9位 バルセロナ/スペイン/14位
10位 ウィーン/オーストリア/3位