次回は変化への対応がテーマ、模擬会見も-JATA経営フォーラム

  • 2016年10月20日

  日本旅行業協会(JATA)は2017年2月28日に、「JATA経営フォーラム2017」を開催する。テーマは「構造変化に強い旅行業経営へ向けて(仮)」で、AI(人工知能)などにより産業構造が変化するなか、旅行会社が強い経営を維持するための方策について議論する。基調講演では千葉工業大学未来ロボット技術研究センター所長を務める古田貴之氏が「AIとロボット技術が変える2020年の産業と生活」と題した基調講演をおこなう。

 4つの分科会では、旅行会社、航空会社、DMO、リスク対応をテーマにパネルディスカッションなどを実施。旅行業界に関する分科会は「旅行業経営力を強くする企画提案力を考える(仮)」で、日本橋トラベラーズクラブ社長の西山徹氏がモデレーターを務め、中堅以下の企業の商品企画力強化について議論する。

 航空会社に関する分科会「旅行業と航空会社(LCC)を再検証する(仮)」では、航空新聞社「ウイングトラベル」編集長の石原義郎氏がモデレーターを務め、旅行会社とLCCの協業のあり方などについて意見交換。DMOに関する「観光による地域振興(DMO)での旅行会社の役割は(仮)」では、山陰インバウンド機構代表理事の福井善郎氏がモデレーターを務め、DMOの自立に向けた取り組みや、旅行会社との連携などについて可能性を探る。各分科会のパネリストについては追って発表する。

 リスク対応に関する分科会では「体験型セミナー」として、「“模擬記者会見”記者会見の現場からリスク対応を考える! -リスクをチャンスに変えるリスクマネジメント経営へ-」を開催。JATA広報室によれば「模擬記者会見」は過去にも実施して好評だったとのことで、記者役やカメラ役などを準備して「リアルなもの」にするという。分科会以外では、ゲストを招いての特別講演も予定する。

 参加は有料で、申込みは2月22日までインターネットで受け付ける。対象はJATA会員会社の役員や経営幹部など約350名。