外務省、フロリダのジカ熱で4度目の注意喚起、感染地域追加

  • 2016年10月17日

 外務省はこのほど、米国フロリダ州でのジカ熱の拡大について4度目のスポット情報を発出した。同州が新たな国内感染者5名の確認を受けて、マイアミ市内北部の1平方マイルを新たな感染地域に指定したことを受けたもの。これによりマイアミ・デード郡内の感染地域はすでに指定済みのマイアミビーチ市内の4.5平方マイルとあわせて2地域となり、米疾病管理予防センター(CDC)は妊婦などに対して、感染が心配な場合には同郡全域への不要不急の渡航の延期を検討するよう呼びかけている。同州における国内感染者は10月12日の時点で150人超。

 ジカウイルスについては、妊娠中に感染すると胎児に小頭症などの先天性障害が現れることがあるため、外務省は妊娠中または妊娠を予定している人には、流行地域への渡航を可能な限り控えることを呼びかけている。また、渡航者には在マイアミ総領事館のウェブサイトなどから最新情報を入手するとともに、防蚊対策をとるよう呼びかけている。