クイーンズランド、2年ぶりに単独セミナー、航空会社とプロモ
クイーンズランド州政府観光局はこのほど、旅行会社を対象としたセミナー「クイーンズランド・オン・ツアー・ジャパン」を開催した。同局が日本で単独のセミナーを開催するのは今回が4回目で約2年ぶり。プレゼンテーションをおこなったマーケティング部長の柴田正三氏は札幌、福岡、大阪、名古屋、東京の5ヶ所で開催した結果、約400名が参加したことを報告した。
柴田氏によると、2015年7月から16年6月の日本人訪問者数は前年比21.2%増の18万6000人。カンタス航空(QF)が15年8月に成田/ブリスベン線に就航したことなどが要因との考えで、「日本全体の出国者数が約4%増であることを踏まえても、21%の増加は大変好調」と喜びを示した。
同局では、16年の日本人訪問者数を20万人まで引き上げることを目標に掲げているところ。これについて、本誌取材に応じた柴田氏は「少し頑張らなければいけないが、到達できると思う」との見通しを示した。同局では学生、20代・30代、ハネムーナー、シニア、ファミリーなど幅広い世代にプロモーションをおこなっているが、今後も「学生の時に修学旅行などで訪問した人が、ハネムーンや家族旅行でもう1度訪れたくなるようアピールしていく」という。
今後のプロモーション方針としては、QFやジェットスター航空(JQ)、旅行会社と連携してキャンペーンを開催する計画。いずれも年明けに開始する予定で、QFとはソーシャルメディアなどのデジタルツールを使用したプロモーションを、JQとは旅行会社と連携したプロモーションを展開する計画という。さらに、今回実施した「クイーンズランド・オン・ツアー・ジャパン」を来年も開催したいと話した。